ビタミンCと腎臓結石(シュウ酸カルシウム石)との関係について
ビタミンCにより尿中シュウ酸の排泄量が増加することから、ビタミンCの摂取と腎臓結石(シュウ酸カルシウム石)との関係が指摘されています。
これについては、実際に特異な体質の場合、例えば、低クエン酸尿症のケースなどでは、ビタミンCによる腎臓結石の石灰化促進も考えられます。
しかしながら、米国における大規模な疫学調査によれば、ビタミンCの摂取と腎臓結石の発症との関係は否定されていて、一般的には問題になりません。
なお、腎臓結石の発症には、ビタミンCの摂取だけでなく、次のような様々な因子が関与しています。
■カルシウムとマグネシウムの不均衡
■カルシウムの摂取不足
■動物性たんぱく質の過剰摂取
■各自の体質...など |