白インゲン豆抽出物の基礎研究について
1985年に報告された基礎研究では、白インゲン豆由来の成分が、ヒトのαアミラーゼ活性を用量依存性に阻害することが示されています。
具体的には、酵素阻害成分を2.0〜5.0r/mlの濃度にて1分間あたり5mlの速度で投与すると、αアミラーゼ活性が94.0〜99.9%以上、阻害されたということです。
また、この効果については、胃液の影響を受けることなく、十二支腸内で作用することが確認されています。
臨床試験について
1986年に報告された臨床試験では、健常者と糖尿病患者を対象にして、50gのデンプン質を摂取させた際の効果が検討されました。
この結果、白インゲン豆抽出物を投与した群では、対照群よりも、食後の過血糖とインスリン分泌が有意に抑制されたということです。
また、2004年に報告された臨床試験では、肥満者を対象にして白インゲン豆抽出物を投与した結果、体重の減少と血中中性脂肪値の低下(改善)が認められたということです。 |