ガルシニアというのは、南アジア原産の植物であるガルシニア・カンボジアから抽出したエキスです。

ガルシニアエキスには、ガルシニアの果皮に含まれているヒドロキシクエン酸（ＨＣＡ）が、ＡＴＰクエン酸リアーゼの活性を阻害するなどの作用によって、体脂肪の蓄積を抑制する効果があることが知られています。

有酸素運動の30分以上前にとると、脂肪の燃焼を高める効果を得やすいとされています。

ガルシニアの1日の摂取量は、ＨＣＡに換算して750〜1500�r程度で、これはガルシニアエキスとしては1.5〜3ｇ相当とされています。

なお、2002年3月、ラットの試験で精 巣への影響が認められたことから、厚生労働省から関係団体に、ガルシニアの過剰摂取を控える旨の注意喚起を行うよう通知されています。

ガルシニアエキス食品というのは、オトギリソウ科の Garcinia cambogia Desr.、Garcinia indica Choisy、Garcinia atroviridis Griff の果皮の部位であるガルシニアを、水や含水アルコールで抽出して加工したエキス※を含む食品のことです。

なお、このガルシニアエキス食品は、（財）日本健康・栄養食品協会（ＪＨＮＦＡ）が安全性などの規格基準を設けている健康補助食品の１つです。

※(-)-ヒドロキシクエン酸を50％以上含有しています。

次のようなものがあります。

■ガルシニアエキス加工食品
⇒　ガルシニアエキスを40％以上含有しているものです。
■ガルシニアエキス含有食品
⇒　ガルシニアエキスを1.5％以上40％未満含有しているものです。

□カルシウム食品