クエン酸の機能

クエン酸の機能について

クエン酸サイクルのメカニズム

食べ物に含まれる炭水化物・糖質は、消化管から吸収されて血液中にブドウ糖の形で利用されます。

また、細胞内のエネルギー産生工場であるミトコンドリアでは、ブドウ糖からＡＴＰを作り出す際に、クエン酸サイクルが活発に回転します。

クエン酸サイクルとは？

クエン酸サイクルというのは、「ＴＣＡサイクル」とか「クレブス・サイクル」とも呼ばれます。

すべての経路がアセチル-ＣｏＡを産生し、さらにクエン酸サイクルで酸化されて、最終的に酸化的リン酸化によってＡＴＰを産生します。

▼関連トピック

ＡＴＰの産生と乳酸の蓄積

ＡＴＰというのは、運動などによってブドウ糖が消費されるときに、クエン酸サイクルで産生されます。

しかしながら、ブドウ糖を燃焼（酸化）する際には、そのすべてが利用できるわけではなく、一部が乳酸に変わります。

そして、過激な運動や長時間の運動では、乳酸が蓄積することになりますが、この乳酸というのは疲労物質であることから、脳が乳酸の蓄積を感知することによって疲労を感じるのです。

クエン酸の臨床試験について

日本での臨床試験として、名古屋工業大学から報告された「運動後のレモン果汁とグルコース混合液摂取によるヒト血中乳酸減少の促進」といったデータがあります。

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